いつも品切れだったけどやっと手元に来ました。川瀬巴水はシンプルなんだけど絶妙な画面構成と情緒の表現がいいですね。自分が写真を撮るときのお手本です。
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お魚撮り用レンズ
カメラに併せてレンズも新調してしまいました。もちろん金欠なので買い足しではなく入れ替えです。
お魚撮り用にマクロレンズ「AF-S VR Micro-Nikkor ED 105mm F2.8G (IF)」です。他社の同焦点距離マクロレンズと比べるとただでさえ大きいのに、その上、巨大なフードが付属して来てうれしい (;.;) です。
カメラがDXフォーマットのD300sなので「AF-S DX Micro NIKKOR 85mm F3.5G ED VR」と悩みましたが、お魚相手だと少しでも対象から離れて撮りたいので105mmにしました。それでも撮影倍率1:1で撮ろうとするとワーキングディスタンスは約20cm、水槽手前にいる魚に限られてしまいます。
今までお魚撮り用に使っていた、画角も最大撮影倍率も同じ「Ai AF Micro Nikkor 105mm F2.8S※」と比べてみると、前玉径はほとんどかわらないのに二回り太くなってしまいました。全長がフォーカス位置によって変わらないので、最短撮影距離なら幾分か短くなります。が、フードが巨大なので相殺です。
※ リンク先はDタイプの「Ai AF Micro Nikkor 105mm F2.8D」ですが、見た目はいっしょです。
おニューのカメラ
今までニコンのD70sというカメラを使っていたのですが、水槽写真を撮るようになってファインダーに限界を感じていたので思い切って新調しました。2005年5月に購入して以来、酷使を重ねたにも関わらず大きな故障がなかったのはさすがです。
あまり悩まず同じくニコン機のD300sにしました。新しいカメラでうれしい反面、お気に入りのフィルムカメラを何台もドナドナしたのでちょっとおセンチです。(;.;)
とりあえずおニューのカメラでひょこひょこ寄ってきたヨシノボリを撮っておきました。
クリックすると元の画像サイズ(4,288px × 2,848px)で表示します。いつもはここから長辺を600ピクセル程度にリサイズ → アンシャープマスク適用、という手順を踏んでサーバーに上げてます。
D70sと比べるととってもフォーカスが合わせやすいファインダーです。当ブログに遊泳性の魚の記事が増えそうです。
お魚撮影ケースの製作
おさかなシーズンに向けて観察ケースを新調しました。フィールドで使うための小形ケースです。
アクリル材は菅原工芸さんに注文しました。寸法だけ伝えてカットはお任せです。
前面だけは傷つきにくいようにガラスを使います。これはあらかじめ切り出してあります。
さっそくアクリル材を接着剤でくっつけていくのですが、ここで痛恨のミス。一番目立つところに接着剤をこぼして白濁してしまいました。心が折れそうになりながら、前面用のガラスをシリコン接着剤でくっつけて完了。
海外通販でモノブロックストロボ購入
円高をあてにして北米のカメラ量販店Adoramaに注文していたブツがようやく届いきました。
昨年末に注文して1ヶ月ほど待ったのはbackorder itemだったからです。急ぐ買い物では無かったし、待ってる間に円安になってもキャンセルすれば済むので気楽でした。直近の明細書を送れと言ってきたのと、入荷時期の確認で何度かメールのやり取りが必要でした。たぶん向こうが察してくれたのでしょう、私のインチキ英語でもしっかり受け取ることができました。
ブツはPhotoflexの300Wsモノブロックストロボとその他小物類です。
ちなみに金額は下記の通りです。
ストロボ本体 | $299.95 |
コネクター | $49.95 |
6″ リフレクター | $24.95 |
スヌート | $34.95 |
送料 | $85.25 |
合計 | $495.05 |
他に玄関先で消費税¥1,000を支払いました。計算が合わないような気もするけれど…まあ、いっか。現在、米ドルは$1 = ¥89.64。実際にカード会社から請求されるレートがまだ分からないけれど請求金額は¥50,000弱ぐらいでしょうか。
ちなみに国内量販店だとストロボ本体だけで¥69,000。今回はいい買い物をしたといえるでしょう。
追記(2009/02/14)
カードの利用明細を見ると請求金額は¥45,551、どういうわけか¥30,815と¥14,736に分かれて請求されていました。利用日は商品が発送された日で、計算するとレートは$1 = ¥92.01となります。
魚の撮影
ボタニカルアートのような雰囲気で淡水魚を撮れないか、ということをここしばらくやっていて、撮影ケースを工夫したり、ライティングを工夫したりと試行錯誤を繰り返した結果、なんとかさまになってきたのでとりあえずご紹介させていただきます。
被写体第一号はホトケドジョウ。理由は…じっとしていてくれるから。撮影は浜松市内の某田んぼ脇です。撮影機材はデジタル一眼レフカメラに105mmマクロレンズ、それとストロボです。
この撮影システムにはまだまだ工夫の余地がありまして、水が澄んでない場所では水中のゴミが目立って撮影どころではなくなってしまいます。簡易的に濾過してやりたいところだけど乾電池で動くようなフィルターなんてないだろうし…自作でしょうか?
図鑑的写真
あまり面白くはないけれども特徴が良く説明できていて図鑑用途としてはいいかな、という写真はWikimedia commonsに投稿しています。
図鑑的な写真を撮影する際に気をつけているのが
- 適度なコントラストと立体感・質感のあるライティング
- 眼だけでなく頭部から尾部までフォーカス範囲に含める
- ヒレを展開させる
の3つです。特に最後のヒレについては魚類ならではの注意点でしょう。多くの魚種でヒレが重要な同定ポイントになっているからです。
Wikimedia commonsには「高画質な画像」という審査制度があります。自薦して公開審査してもらうのですが基準に達していないと却下されます。批評はとてもキビシいですがとても勉強になります。
下のオスとメスのシマヨシノボリの写真は眼球への入射光・反射光に気を遣ったり、特にメスの方は腹部のブルーの婚姻色を強調するようなライティングで撮影することで「高画質な画像」の評価をもらいました。
なお、Wikimedia commonsに投稿した写真は高解像度のものをかなり自由(営利目的でも)に利用することができます。詳しくは各画像のライセンスの項を確認してください。
水槽写真のコントラスト
水槽写真
水槽(の魚)を撮るのは簡単なようでなかなか難しい です。
まずフォーカスです。標準レンズに接写リングで撮ったトウヨシノボリのアップですが、この撮影倍率だとフォーカスが合うのがホントにペラペラの平面になってしまいます。あまり上等なファインダーではないD70sではフォーカスを合わせるのが至難の技で、動き回る魚はほとんど撮影不可能になってしまいます。このブログで登場するのが比較的じっとしているトウヨシノボリばかりなのはそのせいです。
次に画角の制限です。水槽前面ガラスへの写り込みを防ぐ目的で、レンズを中心にして30cm四方を黒いボードで囲っていますが、広角レンズで撮ったため左側にカーテンが写り込んでしまっています。この画角で写り込みを防ぐにはさらに大がかりなセットが必要になってしまいます。
それからコントラスト。水中で光が拡散されてしまうのか、どうにもコントラストが弱いのです。
ちなみにライティングはこんな感じ。PHOTOFLEXのバンクとSUNPAKのグリップオンストロボの組み合わせで光量はぎりぎりです。
不思議なことに「水槽の撮り方」みたいな本や雑誌の特集は今まで見たことがありません。水槽写真はまだまだ試行錯誤が続きそうです。
GR21 内面反射対策
久しぶりにリコーのコンパクトカメラGR21で撮りたくなったので、懸案だった内面反射対策をやることにしました。
手持ちのフィルムカメラはほとんどオークションで処分してしまいましたが、手元に残したうちの1つがGR21です。他にないレンズの画角と性能でお気に入りのカメラではあるんですが、大きな欠点があって、それは画面隅近くに太陽があると内部反射したゴーストが写り込んでしまうのです。レンズの欠点を出さないように撮ることも必要なことですが、超広角レンズなので太陽を写し込むことも多く悩んでいました。
フィルムレールにスリガラスをあてがいながら光源を動かして、ゴーストの入り方を調べてみると、ちょうどピンセットで指した部分のプラスチック表面が反射していました。カットした植毛紙を貼り付けて完了です。
実はメーカーに相談すると内面反射の対策をやってくれるのですが、それが単にツヤ消し塗装を施すもので残念ながら効果はイマイチでした。やっぱり植毛紙じゃないと十分に反射が抑えられないようです。
ちなみにGR21は中古相場が高騰しています。試しにYahoo!オークションを覗いてみたら…買ったときの値段より高いじゃないですか!このGR21を壊したら二度と手に入れられないな。