殻をむいた翌朝にはだいぶほぐれていました。葉の先が茶色に変色しているのが気になりますが様子を見ます。傷んでないことを祈ります。
まだキャベツみたいに絡んだままのものもあります。無理して離そうとするとちぎってしまいそうなので見守ります。
上野の国立科学博物館では、ハゼの研究でも有名な明仁天皇陛下の御即位二十年を記念して、「ハゼの世界とその多様性」という展示がされています。展示に関連して、三人の研究者による講演会が本日開催されるということで聴きに行ってきました。
国立科学博物館の篠原さんからは天皇陛下の研究について、横須賀市自然・人文博物館 館長の林さんからはハゼの分類について、岐阜大学の向井さんからはDNAに注目したハゼの種分化について講演をしていただき、どれも興味深くうかがうことができました。
ちなみに向井先生はいつもお世話になっている『Mukai’s ENCYCLOPEDIA OF GOBY』の方でもあります。
前日に引き続き冷凍イサザアミの話題です。
で、水槽に投入すると…
サンゴタツが食ってくれない(;.;)
サツキハゼ、ヒメイカは食べてくれるのですが、サンゴタツは反応がいまいちです。ピンセットでつまんで活きているかのように動かすと食べることもありますが、1匹ずつ与えていたら右腕がプルプルしてきました。かえって手間がかかってしまいます。やはり活きイサザアミにはかなわない、というわけで今夜もイサザアミを採取しに行くのでした。活きイサザアミをストックする方法を研究した方が良いかもしれません。
淡水水槽の新入りメンバーを紹介します。連休中の埼玉県で「つれづれおさかな採集日記」のガクさん、おすいぬさんにご一緒してもらって採取したキンブナです。
体色は明るい金色、全体的に丸い感じです。体長は3.5cmでまだまだ子供です。
実は以前からキンブナを探していました。というのもフナ類を飼育観察したいと思っていたのですが、ほとんどのフナの仲間が体長30cm以上に成長してしまう中でキンブナだけが最大15cmほどと水槽飼育が可能だったからです。ただ、静岡県では自然分布していないのでなかなか出会うことができずにいました。
飼育しながらよーく観察していると鰓蓋に追星が出てました。ということはこの個体はオスだということです。判りにくいですが胸鰭の前縁部にも追星がありました。さっそく白点病か!と慌てたのは内緒です。
「サンゴタツ抱卵?」のその後ですが…
出産せずに育児嚢がしぼんでしまいました。そもそも産卵がされたのかどうかも怪しいのですがちょっと残念です。また産んでもらいましょう。
ヒメイカがイサザアミを捕らえる瞬間です。動きが素早くて判りにくいのですが、よーく観察していると2本の長く伸ばした触腕で両サイドから挟むようにして捕らえた後、残りの腕でがっちりホールドしています。