淡水水槽の新入りメンバーを紹介します。連休中の埼玉県で「つれづれおさかな採集日記」のガクさん、おすいぬさんにご一緒してもらって採取したキンブナです。

20090510-1280x1280-_DS22073体色は明るい金色、全体的に丸い感じです。体長は3.5cmでまだまだ子供です。

実は以前からキンブナを探していました。というのもフナ類を飼育観察したいと思っていたのですが、ほとんどのフナの仲間が体長30cm以上に成長してしまう中でキンブナだけが最大15cmほどと水槽飼育が可能だったからです。ただ、静岡県では自然分布していないのでなかなか出会うことができずにいました。

20090510-1280x1280-_DS22073-2飼育しながらよーく観察していると鰓蓋に追星が出てました。ということはこの個体はオスだということです。判りにくいですが胸鰭の前縁部にも追星がありました。さっそく白点病か!と慌てたのは内緒です。

抱卵したサンゴタツとは別のオス個体に、またまたガスが溜まりつつあるようです。やはり水作Mだけでは濾過能力が足りないのでしょう。

20090427-1280x1280-_DS21820弟に預けていた密閉式フィルター(エーハイム500)を取り返して設置しました。濾材は物理濾過重視のリング濾材をおまけしてくれたのでそれを使うことにします。タツノオトシゴ飼育なら生物濾過を重視した方が良いと思うのだけど先立つものが…。追々切り替えていくことにします。それとしばらくは水作Mと併用です。

20090424-1280x1280-_DS21806ここ2~3日、もう見ててイヤになるぐらいメスとイチャイチャしていたオスが、今日は隅でじっとしています。

もしかして、今度こそ、産卵に至ったのでしょうか。そうなってくるといろいろ準備しなくては。

20090415-1280x1280-_DS21706よーく見てみると吻の先に2本のヒゲがあるのが判ります。

マクロ域で観察しているとつい連想してしまうのが「まんが日本昔ばなし」のオープニング。もしかすると想像上の動物、「竜」のモチーフになったのはオクヨウジかもしれません。

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(TBS 「まんが日本昔ばなし」 より)

 

 

いつものように水替えをしたら、どういうわけか、ヒメイカが産卵を始めてしまいました。

20090413-1280x1280-_DS21585ちょっとずつ前進しながら卵を産んでいきます。

20090413-1280x1280-_DS21666目を凝らして観察しましたが、どのように卵が出てくるのか、どのようにアマモに付けているのか、は良くわかりませんでした。

20090413-1280x1280-_DS21593産卵する卵は頭部に詰まってるんですね、透けて見えます。

20090414-1280x1280-_DS21681産卵が終わったところです。体力を使い果たしたのでしょうか、腕を伸ばしてしばらくは卵の側から離れませんでした。

20090414-1280x1280-_DS21679アマモの葉幅いっぱいに約7cm程の範囲にびっしりと卵を産み付けました。30分ほどの出来事でしたが思わず見入ってしまい水槽の前から動くことができませんでした。


残念ながら傷んだアマモだったので孵化するまでにはバラバラになってしまいそうです。ギリギリまで待って、ダメだったら解して卵の数を数えることにします。

20090413-1280x1280-_DS21563ヒメイカが産卵していました。アマモの葉に産み付けられた卵はゼリーのようなものでおおわれています。残念ながらアマモがかなり傷んでいるので孵化する前にバラバラになってしまいそうです。ぎりぎりまで待ってダメだったら解して卵の数を数えてみることにします。

案外とヒメイカの一生はサイクルが早そうです。

20090411-1280x1280-_DS21540よく見るととぼけた眼をしてます。

飼育していると腕を使って捕食する様子やアマモにくっついて休んだりする様子など魚とは全く違う生態が観察できます。ちなみに写真のヒメイカは緑色のアミを食べて消化中です。