淡水水槽の新入りメンバーを紹介します。連休中の埼玉県で「つれづれおさかな採集日記」のガクさん、おすいぬさんにご一緒してもらって採取したキンブナです。
体色は明るい金色、全体的に丸い感じです。体長は3.5cmでまだまだ子供です。
実は以前からキンブナを探していました。というのもフナ類を飼育観察したいと思っていたのですが、ほとんどのフナの仲間が体長30cm以上に成長してしまう中でキンブナだけが最大15cmほどと水槽飼育が可能だったからです。ただ、静岡県では自然分布していないのでなかなか出会うことができずにいました。
飼育しながらよーく観察していると鰓蓋に追星が出てました。ということはこの個体はオスだということです。判りにくいですが胸鰭の前縁部にも追星がありました。さっそく白点病か!と慌てたのは内緒です。
うちのキンブナは悪戯っ子。
ネジレモに興味シンシンで突っついたり引っ張ったり。
その様子が可愛いのですが、おかげで水草が引っこ抜かれて大変です。
ギンブナと比較すると、やさしい顔つきで
大人しい感じがします。
ギンブナもそう簡単に馬鹿でかくなりませんよ~
うちのは活発に底砂をパクパクしております。性格はいたってマイペース、見てて和みます。
フィールドででかいフナに遭遇しているとおいそれと手が出せませんよ~。
帰ってから撮影した3個体の背鰭分岐軟条数を数えてみたら、11本、13本、最後の1個体は分からずでしたが、個体によって結構さがありました。
霞ヶ浦水系産のものは、大体11~12本が多いのですが、地域によって違いがあるのかもしれません。
それにしてもいつもきれいに撮れてますね。
それだけ綺麗に撮れれば、自分も水槽写真もっと撮るんだけどなぁ~
この記事を書くにあたって、おすいぬさんのアドバイスなどもらいながら改めて同定に挑戦してみたんですが、ホント、フナの同定は難しいですね。うちの個体は背鰭分岐軟条数が14本だったので、多くの文献でオオキンブナとかぶってしまいます。11~13本だったらほぼ確定だったのに…
ガクさんちの水槽もかなり面白そうなので、是非とも撮影に挑戦して紹介してください。お願いしまーす(^.^)。