島根県は大田市の三瓶小豆原(さんべあずきはら)埋没林公園に行ってきました。
ここは縄文時代に三瓶山の火山活動で埋まった樹木が、現代の水田工事の際にたまたま出てきて展示している所です。正直なところ、あまり期待せず展示施設内に入ると…
圧倒される空間が地下にありました。数本の大木が立っている直径30mの範囲を、当時の地表まで14メートルも掘って展示しています。火山活動による土石流で林が埋まったのは4000年前。今、見ているそのままの状態で巨樹が立っていたんです。
最も樹齢の高いのは約600年のスギで直径2.5m、残っている部分の高さ12.5m。木の状態はとても良いです。朽ちていないので樹皮をさわってもしっかりした感触です。
4000年前の鬱蒼とした巨樹の森が目の前にイメージできるのは展示の仕方がうまいからなのでしょう。
ちなみに私は大田市生まれ。縄文時代のご先祖様と同じ景色を見ているのかもしれません。