御嶽山

なんとなく木曽に来ておんたけ銀河村キャンプ場でテント泊、台風の影響でぐずついた天気だったので期待していませんでしたが、朝起きたら雲は多いものの山頂が目の前にあるではありませんか。それなら登らないわけにはいきません。あわてて山準備をしたのでした。
そういえば何年か前の大晦日に雪積もる旧中山道を鳥井峠まで歩いたことがありました。峠から見えた純白の御嶽山があまりに神々しくて今でも鮮明に憶えています。

20060917-1280x1280-_DSC51129時に田の原(標高2,200m)を出発しました。正面に御嶽山を仰ぎながら王滝口を往きます。

20060917-1280x1280-_DSC51201時間ほどで八合目(標高2,480m)に到着しました。ここで思いがけず岩の上から顔を出したオコジョと対面!こちらに興味があるのか顔を出しては隠れ、様子をうかがっては隠れしてなんともかわいらしいのです。オコジョに出会うなんてなんとも幸運でした。

20060917-1280x1280-_DSC5126九合目避難小屋。だんだん雲が多くなってついにはガスに包まれました。

20060917-1280x1280-_DSC512811時半に王滝口頂上の山小屋に到着しました。さらに剣ヶ峰を目指して先に進みます。

20060917-1280x1280-_DSC5133頂上部は荒涼とした世界が広がります。御嶽教のモニュメントがあるのは八丁だるみです。

20060917-1280x1280-_DSC5135剣ヶ峰を見上げながらの最後の登りです。にわかにガスが晴れてきました。ときおり硫黄臭が鼻をつきます。

20060917-1280x1280-_DSC5140もう一つ鳥居をくぐれば山頂です。

20060917-1280x1280-_DSC5143御嶽山最高峰、剣ヶ峰(3,067m)に到着したのは12時でした。それまで覆っていた雲がまるでひいていくかのように晴れました。時間にしたら2~3分ぐらいでしょうか、中央アルプス、南アルプスを越えて遠く富士山まで望むことができましたがふたたび雲に包まれてしまいました。

点在する火口湖も見たかったのですがまた今度ということにして、おとなしく戻ることにしました。王滝口頂上山荘で山菜うどん(¥600)を食べながら、剣ヶ峰での眺めを期待して雲が晴れるのを待ちましたが二度と晴れることはありませんでした。

20060917-1280x1280-_DSC5161九合目あたりで見かけたイワギキョウ。

田の原の鳥居に着いたのは15時でした。けっこうお気楽に山頂に立つことができた上に予想外のオコジョと展望が楽しめた山旅でした。

《トラックログ》

日付 2006-09-17
メンバー 2 名
沿面距離 [km] 8.142
累積標高差 [m] +941, -941
所要時間 06:26:00
2Dトラックログ 20060917_2D
3Dトラックログ 20060917_3D
水平距離 – 標高 グラフ 20060917_graph

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