木曽駒ヶ岳 1日目からつづく…
5時半頃起きて表に出ると…
ハイマツも。あらゆるものが氷で覆われてしまってます。いやいやまいりました。
そしてかなりの強風です。雲が飛ぶように流れて、木曽前岳、麦草岳が隠れてはのぞきます。眼下に見える屋根は玉ノ窪山荘。
朝食を食べて、どうしたものか思案します。クルマを停めた桂小場まで戻りたいのですが、山頂から馬ノ背を下るのは無理でしょう。よりいっそう強風が吹き付けているでしょうし、しかも道は凍結してます。「滑落」という文字が容易に目に浮かびます。ロープウェイで下りてバス・電車・タクシーでクルマを回収するか、それとももう一泊するか…。
宿泊者一同、もう少し日が昇るまで様子を見るようです。
8時、ゴアの上下にダウンのインナーを着込んで小屋を発ちました。馬ノ背を下るのは避けることにして、小屋の主人のアドバイスにしたがい駒飼ノ池・濃ガ池を経由して桂小場まで下ることにしました。まだ凍結している登山道をストックのチップを突きながらそろりそろり慎重に駒ヶ岳山頂に向かいます。
真っ白な世界です。岩の上は5mmぐらいの氷がまんべんなく覆っています。
中岳山頂(標高2925m)。ほっておくとウェアやザックカバーに霜がつきます。
突如目の前に現れた伊那前岳、ですが、すぐにガスに閉ざされてしまいました。先行していたおじさんは引き返してしまい帰りも独りとなりました。
駒飼ノ池で休憩します。池と言うよりは水たまりに近いです。風も氷も緩くなって精神的に余裕が出てきました。汗ばんできたのでダウンのインナーを脱ぎました。
濃ガ池のほとりから見上げる馬ノ背。ここまでくると青空が広がるようになりました。
濃ガ池分岐でこれから進む方向を望みます。稜線に立つと強くて冷たい風が容赦ありません。八ガ岳、南アルプス方面はうらやましいぐらいの快晴ですね。
吹きさらしの稜線を寒風にげんなりしながら西駒山荘に向かって歩きます。時々雲の塊がぶつかるように越えてきてガスにつつまれます。振り返るとやはり木曽駒ヶ岳はガスの中。
西駒山荘に到着してひと安心したところです。小屋の中で休憩させてもらいました。
胸突八丁の下りが続きます。樹林帯の中だというのに風が強く寒いです。黙々と下るのでちょっと退屈ではありました。
標高1700mまで下りてくるともう暑いぐらいでした。ブドウの泉の手前にある野田場という水場で一口いただきます。味は…ブドウの泉の方がうまく感じました。
帰りもブドウの泉で水を汲んで、16時前には登山口まで戻ることができました。
今回の山行き、特に1日目は反省することが多かったです。歩けないほどではないにしても強い風の中、馬ノ背を通過するのは避けるべきで、稜線で強風に遭遇したときに引き返して西駒山荘泊とするか、濃ガ池経由で宝剣山荘泊とするのが正解だったと思います。西駒山荘から宮田高原方面に向かって危うく下りかけたのは、視界の中のもっとも高い方向を木曽駒ヶ岳方面だと思いこんでしまったというアホな理由でした。道間違い以降は分岐はもちろんのことちょっとでも不安になったら地図を見て現在地と方角、先の地形を確認するようにしたのでした。
ケガしない程度に3000m級での秋の天候がどういうものか経験できたと思う一方、ここらへんが我流の限界かもしれないなと思いました。
家に帰ってからニュースで見ましたが、北アルプスでは強風と寒さがさらに厳しかったらしく、7人の方が遭難して亡くなっていました。なんでも6日の天気図を見ると典型的な気圧配置で荒れ模様になることは予想できたそうです。気象に興味が出てきたのでちょっと勉強してみましょう。
《トラックログ》※
日付 | 2006-10-08 |
メンバー | 1 名 |
沿面距離 [km] | 13.588 |
累積標高差 [m] | +493, -2,129 |
所要時間 | 07:53:00 |
2Dトラックログ | |
3Dトラックログ | |
水平距離 – 標高 グラフ |
かなり、ハードですな。
この時期でも、気温が零下になっちゃうのね。
海中はまだ水温20℃以上なのに・・・。
ちなみに不細工面の魚達は刺身で食ってみた。
まぁまぁ、うまかったけど、真鯛やイシダイ、チヌに比べるとやっぱり磯の臭いが強いかな・・・。
今度は臭い魚の代表格、ウツボ・ニザダイ・イシズミを食ってみるなり!
こんなことしてたん?
面白いね。ブロガーじゃん。
しかし、つい先日もハイキングの一家が遭難してたへん?
重々、気を付けるべし。
私も友人(冬山登山家のまあちゃん)に山登り誘われたけど、
腰痛にて断念したよ。
機会があれば、大山から挑戦だー。